投資用マンションを購入するメリットと注意点は?住居用マンションとの違いは?
2019/06/11
最近、資産運用のひとつとして、投資用マンションの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。
投資用マンションとは、利益を得ることを目的とする収益物件で、同じ中古マンションでも、購入者が住むための居住用マンションとは、目的がまったく異なります。
投資用マンションは、長期間にわたって家賃収入を得られるメリットがあります。
ただ、中古マンションの選び方を注意しないと、赤字続きになり収益物件としての目的を果たせません。
投資用マンションの購入をお考えの方に、メリット・デメリット、購入の際の注意点をご説明します。
投資用マンションのメリットは?収益物件として収入を得らえる
投資用マンションとは、購入者が利益を得るための物件です。
利益を生む方法はおもに2つあり、価格が低いときに購入し、価値が上がったときに売る方法と家賃収入を得る方法があります。
現在の日本では、景気の動きが激しくないことから、家賃収入を目的に購入する人が中心です。
収益物件により継続的に収入が得られれば、年金の代わりにすることも可能でしょう。
ただ、選び方をまちがえると、部屋が埋まらず、利益をだせないので要注意です。
大切なことは、空室を作らないことですから、駅や大学から近い、立地は悪いが部屋は広いなど、一定のニーズが見込める物件を選ぶことがポイントとなります。
投資用マンションのメリットは?節税対策とするなら注意点が
投資用マンションの保有者のなかには、節税を目的とする人もいます。
所得を申告するとき、家賃収入より必要経費を多く計上すれば「赤字」となります。
そこで受けられる税金の還付を利用し、所得税や住民税の節税を試みるというものです。
しかし、本来の投資の目的は長期的に安定した収益を得ることなので、所得税や住民税の節税を目的としての投資は危険といえるでしょう。
ただし、節税と言う観点で言えば、相続税では大きな節税が期待できます。
現金を所持しているよりも収益不動産に変えた方が、相続税評価額を1/3程度に抑えられるというメリットがあるからです。
メリットだけでない?投資用マンションと住居用マンションの違い
投資用のマンションは、自分の好みなどを考えると高額になってしまい、投資用としてはうまく行かない場合もあります。
あくまでも家賃や立地などを重視しましょう。
また、ローンを組む場合は自宅用として購入する場合に比べて、金利や条件が悪くなり、住宅ローン控除などの優遇も受けられません。
なお、自宅用の住宅ローンで購入した物件は、ローンが残っている間は投資には回せませんので注意しましょう。
また、投資用のマンションを自宅にする場合は、高い金利を払い続けることにならないよう、ローンを組み直すか繰上げ返済することをお忘れなく。
まとめ
投資用マンションは、うまく運営すれば、不労所得を得られる収益物件となります。
ただ、利益が生まれるのは、入居者がいてこそです。
購入を検討するときは、入居のニーズがあるかどうか、考えることが重要でしょう。
周囲の利便性やコストパフォーマンスを、いろいろな角度から見極めることで、中古マンションを価値ある収益物件に変えることができます。