不動産相続で共同名義 メリットと注意点をしっかりチェック!
2019/05/28
不動産の相続では相続人が複数いても、持分に合わせて持ち帰ることができません。
名義を共同にすればとりあえず問題なさそうですが、単独名義と何が違うのでしょうか?
名義共有の概要やメリット、注意点にふれていきますので、近い将来相続する可能性のある方は、ぜひ胸に留めておきましょう。
不動産相続について①共同名義とは?
共同名義とは、複数人で一つの不動産を所有することです。
メリットもありますが、トラブルとなる要因をつくりやすいのが共有での名義。
親が亡くなったあと、兄弟姉妹で実家を譲りうけるなら、名義については入念に話し合うことをおすすめします。
不動産相続について②共同名義になるのはどんなとき?
不動産を共同で所有するのは、親から相続したときや夫婦で住宅ローンを組んだときなどが挙げられます。
名義人ごとに持ち分は決められていますが、割合によって権利の大小が生じることはなく、名義人の権利は全員に等しいです。
持ち分に関しては権利の割合を指しますので、土地面積を分割して所有するわけではありません。
不動産相続について③共同名義のメリット
不動産を共有して相続すると、税金の特例や控除を受けられるメリットがあります。
3,000万円の特別控除は典型的な例で、居住用のマイホームを売却した譲渡所得から、最大3,000万円の控除を受けられる特例です。
現在は相続においても適用されますので、共有する実家を売却すれば、各名義人それぞれが特例を受けられます。
購入した住宅を夫婦の名義にすれば、住宅ローン控除を夫婦各々で受けることもできますよ。
不動産相続について④共同名義の注意点
不動産の共有には、とにかく煩雑さが増えることが注意点です。
土地や住宅の活用には売却や賃貸など、なんであっても、所有者全員の同意が必要になります。
当初は所有者が少ないかもしれませんが、所有者が亡くなってしまうと次の権利者へと所有が移行しますので、関係者がどんどん増えていくのが一般的です。
もちろん登記の変更にも全員の手続きが必要なので、人数が増加するほど、作業が煩雑にそして複雑になっていきます。
仲がいいから大丈夫と、たかをくくっていると、トラブルが発生する可能性が高まるので注意しましょう。
まとめ
不動産の共同名義は、うまく売却できれば節税のメリットがありますが、多くの場合でトラブル要因になりがちです。
亡くなった人の思いが詰まった土地や建物を巡る争いは、できることなら避けたいもの。
メリットデメリットをしっかり把握して、きたるべき際に備えておいてくださいね。
不動産の相続についてなにか不明点などございましたら、お気軽にLINES不動産販売までお問い合わせください!